I N T E R V I E W  01

福岡インテリアコーディネーター協会 の魅力について、事務局長兼運営委員長の寒竹 美佐子さんに伺いました。

 
まず、寒竹さんのインテリアコーディネーターとしてのプロフィールについてお話しください。


子供の頃から部屋を飾ったり絵や雑貨をどう配置しようかな、というのを考えるのが好きだったんですね。社会人としての最初の仕事は別の業種でしたが、一生の仕事にできるような技術を身につけたいと思った時に、インテリアコーディネーターという資格に出会いました。その後、ご縁があって大手照明器具メーカーのインテリア事業部に就職し、そこで大手住宅メーカーさんのトータルコーディネートをさせていただきました。この時に建て売りの内装コーディネートからモデルハウスのディスプレイまでいろんな業務に携わることができました。その経験を活かして、もっと幅広いインテリアデザインのお仕事に携わりたく、独立しました。現在 フリーランスのインテリアコーディネーターとして15年目となります。
 
 
寒竹さんが福岡インテリアコーディネータ協会に入会されたきっかけは?


私がインテリアコーディネーターの勉強をしていた時の恩師が福岡インテリアコーディネーター協会のお世話をされており、その方の勧めで入会しました。入会して数年は、インテリアコーディネーターの仕事を始めたばかりで、覚えなくてはならないことも多くて活動に時間が取れず、あまり積極的に活動できませんでした。その後、フリーランスとしてインテリアコーディネーターの経験を積ませていただき、IC全体の活性化・後進の応援や社会貢献もお手伝いできればと、2006年から支部長(現在、事務局長兼運営委員長)として積極的に活動しています。
 
 
福岡インテリアコーディネーター協会の活動方針を教えてください。


 福岡は九州最大の都市ということもありますが、インテリアコーディネーター協会としても全国有数の会員を擁しています。フリーランスから会社所属のIC・新人まで幅広いスタイルのインテリアコーディネーターが在籍するという利点を活かして、「事業活動IC」「企業内活動IC」「スキルアップ活動IC」とスタイル別にチームを作って、それぞれの分野のインテリアコーディネーターの活動を支援できるようにしています。インテリアコーディネーターといっても、職種はもちろん経験やスキルも様々なので、初心者からベテランまでそれぞれのスキルに役立つよう、また関連メーカー様や他協会との連携を図り、福岡、そして九州全体のICの活性化・スキル向上・情報交換ができるような協会活動を目指しています。
 

 
定例会の写真

【定例会の写真】
様々な立場で活躍するインテリアコーディネーターにマッチするようにチーム別の活動を行っています。

 
 

具体的な事例を教えていただけますか?


初心者のインテリアコーディネーターと経験を積んだインテリアコーディネーターでは知りたいことが違うんですね。あるいは企業に勤めている方とフリーランスの方でも知りたいことが違います。なので、開催するセミナーもそれを意識した内容にしています。たとえば初心者のインテリアコーディネーター向けにはパースの練習の講座を開催しています。これから仕事を身につけていく段階ですぐに役に立つ知識の一つですね。経験のあるインテリアコーディネーター向けの講座の一例としては、マンションコーディネートの実務の講座があります。マンションのインテリアコーディネートは独特の流れがありますので、戸建て住宅しかやってこなかったインテリアコーディネーターにとって実践的な勉強の場になっています。事業活動ICのセミナーなら、対人コミュニケーションのスキルアップ講座など、インテリアコーディネートの実務とは違った視点での勉強会を企画しています。
 

初心者インテリアコーディネーターに経験者のノウハウを伝えてるパース基礎講座や マンションコーディネートの実務セミナーの様子。

初心者インテリアコーディネーターに経験者のノウハウを伝えてるパース基礎講座や
マンションコーディネートの実務セミナーの様子。

 

 
 
 最後に福岡インテリアコーディネーター協会ならではの特徴を教えてください。


福岡インテリアコーディネーター協会独自というわけではないと思いますが、非常に多数の会員が所属している協会ですのでその規模を活かした、あるいは規模にふさわしい会員メリットをさらに創造していきたいですね。そのための研究チームも立ち上げていて、ジャンルの違うインテリアコーディネーターのノウハウを相互に共有する仕組みや、会員だけが入手・閲覧できる資料の充実などを日々企画・推進しています。また、協会に打診があった仕事のオファーを、その仕事にふさわしい会員に紹介するなど、インテリアコーディネーターの仕事に直結するような支援活動を続けていきたいと思います。